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温故知新(F様邸新居用作品)

2021/08/12

滋賀県大津市のF様(40代・男性)よりご依頼をいただき、
新居の玄関に飾る書「温故知新」を揮毫させていただきました。

F様の座右の銘でもある「温故知新」。
新居を構えるにあたり、自身への決意表明の意味も込めて、
大切なこの言葉を玄関に掲げたい。

そうおっしゃるF様からの書のご要望は、「荒々しく勢いのある温故知新」。

古きをたずねて新しきを知るー。

優しさと強さを兼ね備えた言葉の意味を、強さに寄せて書くことが最大の課題でしたが、
滲みとかすれ、筆の割れを駆使し、試作を重ねた結果、このような作品が完成しました。

額装のしつらえは、F様のセレクト。
背景の真紅の布は別珍、フレームはアンティークのような風合いのゴールド系です。

書の表具にはなかなか使わない素材を選ばれたのも、私にとっては新鮮でした。
とてもインパクトの強い作品に仕上がったと思います。

このたびはご依頼くださいまして、誠にありがとうございました。

(紙面サイズ/縦530mm×横970mm)

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