作品と活動
源氏物語の貝合わせ/オンライン工芸展 スタート!
源氏物語の貝合わせ/オンライン工芸展 スタート!
「オンライン工芸展」10月1日正午、スタートしました!
https://shop.benitsubaki-soleil.jp/?mode=f4
伝統工芸を核とした多彩な作家や職人が集結。
オンライン上で技と美を披露する作品展に書道家として参加しています。
出展9作品のうち、半数は「工芸」を意識した作品です。
まず最初にご紹介するのは、新作「源氏物語の貝合わせ」。
光源氏が愛した花散里(はなちるさと)の恋のうた。
貞操を意味する縁起ものの「はまぐり」に、繊細な仮名文字をそっとしたためました。
*
月かげの やどれる袖は せばくとも
とめても見ばや あかぬ光を (須磨174)
*
貝殻を開けたら、平安貴族の雅な世界が広がります。
床の間に飾ったり、お祝い事の贈りものにどうぞ。
●はまぐり提供・金彩加工/とも藤
他にも様々な工芸作家とコラボレーションした書作品を出展しています。
ぜひご高覧くださいませ。
<会期>2021年10月1日~31日
<主催>伝統工芸展事務局(ギャラリー紅椿それいゆ)
<後援>京都市、京都府、京都商工会議所
内金蛤貝殻に愛用の古梅園の墨で和歌を揮毫しました。
蛤一対に一首をおさめています。
「オンライン工芸展」出品/撮影風景
「オンライン工芸展」出品/撮影風景
このたび、「オンライン工芸展」に書道家として参加させていただきます。
多彩な技と美が集結する展示会として、伝統工芸の職人さんのみならず、
私のような書道家や日本画の作家さん方も出展します。
しばらくアトリエに籠り、掲載用の全40カットを自力で撮り終えました。
これを機に、HPやブログ用の写真も撮り溜めておこうと思い、
実際に撮影したカットは約400枚!
コロナ禍で揃えた機材が大変役に立ちました。
8作品のみの展示ですが、工芸を意識した新作もあります。
詳しくは、また改めてご案内させていただきます。
【オンライン工芸展】
公開/2021年10月1日
企画・事務局/紅椿それいゆ(京都市中京区)
アトリエでの撮影風景
京都府知事賞受賞/第10回記念「SYOサロン展」
京都府知事賞受賞/第10回記念「SYOサロン展」
会期中の2021年8月27日、展示会場で各賞の発表と受賞式が行われ、
僭越ながら、拙作が「京都府知事賞」を賜りました。
受賞作は2点です。
・而今 ~今を生きる~
・般若心経
何が起きても我々は生きていかねばならない。
コロナ禍を生き抜く強さを禅語「而今」(にこん)という言葉に込めました。
そして、一刻も早い疫病の収束と世界の安寧を願い、「般若心経」の書で祈りを捧げました。
絵画主体のグループ展で、書が最高賞をいただけるとは想像だにしておらず、
思いがけない受賞に感無量です。
このようなご時世でも開催を決意された主催者の山村祥様、実行委員の皆様、
拙作を選んでくださった審査委員の先生方、
コロナ禍そして猛暑の中、駆けつけてくださったお客様、
支えていただいたすべての皆様に心よりお礼申し上げます。
これからも前を向き、精進してまいります。
誠にありがとうございました。
主催者の山村祥様、審査員の先生方、他受賞の皆様と記念撮影。
京都府知事賞 受賞作「而今 ~今を生きる~」
釈/二度と戻らない今、この瞬間を大切に生きる(禅語/曹洞宗 道元禅師)
京都府知事賞 受賞作「般若心経」
草書を多用。中国唐代の僧・懐素「自叙帖」の書に準拠した作品です。